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大佐和の歴史と文化を学ぶ会
−刈込碩弥先生を囲んで−その1〜その5
富津市小久保さざ波館の館主である刈込碩弥さんの5回におよぶ講話内容を紹介しています。
戦後大貫の生きた歴史の一端を知ることが出来ます。
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大佐和の歴史と文化を学ぶ会
−刈込碩弥先生を囲んで−その1「終戦後大貫の文化運動」
日 時 平成16年3月20日(日) 午後4時〜 場 所 富津市小久保 さざ波館会議室
敗戦による精神的痛手、極度の物資不足、民主主義というカルチャーショックなどにより、殆ど放心状態であった当時の人々に、生きる指針と活力を与えたいろいろな活動について、実践者の立場でお話くださいました。町長の公選化、文化を政治の根源に据えることなどを主張して「潮会」を立ち上げた経過、理想とその実現のために燃やした若者たちの情熱、驚くべきエネルギーなど感銘深く拝聴しました。また、地域文化の発展に大きな足跡を残した寄留中の文化人などのことを興味深くうかがうことができました。
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大佐和の歴史と文化を学ぶ会
−刈込碩弥先生を囲んで−その2「大貫の遊漁と避暑客」
日 時 平成16年10月2日(土) 午後4時〜 場 所 富津市小久保 さざ波館会議室
大貫町と京浜地方との人的交流や都市文化や情報の流入、その媒体であった釣り客や避暑客の実態について学ばせていただきました。また、地域文化や経済への波及効果など、消失に歯止めがかからない郷土の伝統文化や観光資源、悪化の一途をたどる自然環境、漁業資源の枯渇、人情の希薄化など山積する課題を抱えて、「当地域の観光事業はどうあるべきか」についてもご意見を伺いました。
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大佐和の歴史と文化を学ぶ会
−刈込碩弥先生を囲んで−その3「島崎藤村と大貫」
日 時 平成17年5月14日(土) 午後4時〜 場 所 富津市小久保 さざ波館会議室
「富津市小久保に夏を過ごし、銚子まで旅をした島崎藤村の房総紀行」と千葉日報に大きな記事が出ました。(平成13年9月28日)講師が千葉日報の千葉宣朗記者との出会いから知った、島崎藤村をめぐる当時(明治20年代後半)の小久保の状況を話してくれました。
もう一つの話は昭和30年代に高根の築港にあった「日本くるまえび研究所」で海老の人工養殖の研究に取り組み業績を残した藤永元策作博士の話です。博士にまつわる人間味豊かなエピソードを語っていただきました。
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大佐和の歴史と文化を学ぶ会
−刈込碩弥先生を囲んで−その4「山口おじさんとハマヒルガオ」
日 時 平成17年10月22日(土) 午後4時〜 場 所 富津市小久保 さざ波館会議室
地元では、「コッペ塚」 といって、漁師が朝起きて、浜へ出ては天気、海況、漁況や世間話のはずむたまり場がある。山口寅吉さんは、「コッペ塚」に海岸で見つけた流木や、廃材を利用してせっせと滑り台、鉄棒、ブランコ、木馬を独得のデザインで造り上げ、それらの手作り遊具で子供たちを喜ばた。
同氏の愛情は海浜植物である「ハマヒルガオ」から「ハマボウフウ」、更に道端の 「ツキミソウ」 にも及ぶ。講師は「コッペ塚」と伊能忠敬
「ツキミソウ」にまつわる小林一茶の話や作家井上靖の歌を交えて環境保全の観点から話しました。
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大佐和の歴史と文化を学ぶ会
−刈込碩弥先生を囲んで−その5「大貫夏季大学」と青春の軌跡
日 時 平成18年05月22日(土) 午後4時〜 場 所 富津市小久保 さざ波館会議室
終戦直後の価値観の逆転、極度の物資の不足など混迷の中から若い力が立ち上がり「潮会」が結成された。その「潮会」の活動は「大貫夏季大学」として結実し地域文化の発展に大きな軌跡を残しました。その運営の中心的役割を果たした刈込碩弥先生に戦中・戦後の教育、大貫夏季大学のルーツ等について話していただきました。
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